象牙質について
【象牙質ってどんなもの?】
歯の本質、象牙質はもろいエナメル質を支える弾力性のある組織です。所謂、内助の効ってやつですね。大和撫子な象牙質は見た目には黄色い組織で、中には歯髄が入っています。象牙質が見えてない健常な歯は真っ白です(シスチンとか着いてなければ)。エナメル質の形成不全があると黄色くなったりするんですね(国試でやりましたよね?斑状歯。動物でもCDVでなりますよね?エナメル質形成不全)。エナメル質は死んだ組織でしたが、象牙質は生きています。そりゃ〜もう、活発です。一丁前に痛みも感じます。齲蝕歯(平たく言えば虫歯)になると痛いですよね?エナメル質を越えて、象牙質まで齲蝕が進行してるから痛いんです。痛みのメカニズムについては、色々説があった気がしますが、とりあえず象牙芽細胞が関係しています。
この方は奇特な方で、象牙質を作り終えたあとも、生涯いてくれます。象牙芽細胞はいうなれば、DQのス○イムみたいな形をしてまして、あのアンテナみたいな構造が、象牙質の中に残っています。アンテナの入っている管を象牙細管と言いますが、その管が象牙質にはいっぱいあるので、象牙質が外界に曝されると、これ痛いんじゃない?となるわけです(仮説については後程)。細胞が象牙質には入っている!!というのが、エナメル質との大きな違いですが、毛ひとつの大きな違いは、象牙質は再生します。細胞がそこにいるんだから、再生もするでしょ?と言われそうですが、象牙芽細胞は、刺激(例えば破折(歯が折れることを破折といいます))によって、象牙質の内側に新たな象牙質を形成しちゃいます。象牙芽細胞は、かなりの頑張り屋さんなんです。象牙質は活発な硬組織=生きている組織というのが分かったと思います。ってことては、血管はあるの??という話になると思いますが、ヒトを含め、殆どの動物ではありません。あるのは、ウサギにツチクジラ・・・そして、PD(プレーリードッグ)など変な動物ばかりです。なので、エキゾをやる羽目になって、ウサギさんの臼歯の不正咬合で歯のトリミングをしてて、出血したからといってもあわてる必要はないです。